名誉指揮者：池本 寿嘉（いけもと かずよし）

1947年 広島生まれ。中央大学 商学部商業貿易学科卒業。在学時は男性合唱部に所属し、2年間学生指揮者を務める。その後、国立音楽大学 教育音楽科に進み合唱指揮者を志す。

1973年 帰郷後、広島修道大学混声合唱団、広島中央合唱団、合唱団「コール安芸」の常任指揮者を務める。1974年より広島県立油木高等学校、同賀茂高等学校、同安西高等学校、同五日市高等学校、同廿日市西高等学校にそれぞれ勤務。1977年の転勤を機に吹奏楽指導に携わり、以来吹奏楽指導者として活躍する。吹奏楽コンクールにおいては、広島県代表として幾度も選出されるなど、吹奏楽指導者としての地位を確立した。

2002年には教え子を中心に結成された「JUCAウインド・アンサンブル」の指揮者として一般吹奏楽団の指導にも携わる。

2007年3月 定年退職。定年退職後は、広島県立安西高等学校へ赴任し、吹奏楽部の再建に尽力。2008年3月に安西高等学校 復活演奏会を盛大に行い、吹奏楽部の復活をアピールした。

その他、広島修道大学、広島文教女子大学、そして広島大学など県内の学校への吹奏楽指導、廿日市吹奏楽クラブ常任指揮者を務めた。

前身のJUCAウインド・アンサンブルから引き続き、 当楽団の指揮者として指導に携わる。2010年5月22日 逝去。

名誉団員：黒田 修（くろだ おさむ）

1974年9月25日生まれ。広島市立祇園東中学校、東原中学校を経て広島県立安西高等学校へ入学し、池本寿嘉先生と出会う。吹奏楽の要ともいえるテューバを担当。高校3年の吹奏楽コンクールで演奏した「ダフニスとクロエ（ラヴェル作曲）」では「テューバはメロディー楽器でもある」と言わしめる美しい音色で中国大会金賞へ導いた。

2002年、池本先生の赴任校であった広島県立安西高等学校、五日市高等学校、廿日市西高等学校のOBを中心に当楽団の前身である「JUCAウインド・アンサンブル」を創設。その後、池本先生の定年退職を機に「やすにし吹奏楽団」へ改名するなど、当楽団の礎を築いた。

自営業の傍ら、楽器運搬という形で広島県の吹奏楽界へも貢献。仕事という形ではあったものの実際は利益はなく（むしろ赤字）、ほぼボランティアであったことは本人から口外されることはなかった。そのような人柄から先輩後輩問わず愛され慕われる存在であった。2009年1月5日急逝。

常任指揮者：香畠 譲（こうはた ゆずる）

広島市出身。公立中学校音楽科教師を長年つとめ、2017年3月31日 定年退職。

赴任校では、吹奏楽コンクールやマーチング・コンテストで全国大会出場など輝かしい成績を収めている。学校生活最後は広島市立矢野中学校で教鞭をとり、県内の有力校へと育てあげた。現在も当楽団での指導など相変わらず多忙すぎる毎日を過ごしている。趣味は釣れない夜釣りに行くことと孫に遊ばれること。

2010年より、前任池本氏の強い遺志のもと、当団常任指揮者に就任。